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虫歯の予防に効果的なブラッシング法『5つのポイント』

 

 

 

 

こんにちは! 福岡市中央区浄水通りにある『綺麗でオシャレな歯医者さん』 浄水通り こが歯科 総院長の古賀です!

 

 

本日のテーマは前回に引き続き『虫歯』でお送りいたします。

 

 

 

しばらくのあいだ、ブログの更新をサボってしまいましたが、気合を入れ直して張り切って参ります!!

 

 

 

前回は虫歯の原因からその予防法まで説明させていただきました。

 

 

 

今回はさらに具体的に、『どのような方法を用いれば汚れを効果的に落とせるのか』

 

 

ブラッシングに関する5つのポイントについてお話していきたいと思います。

 

 

 

 

☆ブラッシングの5つのポイント

 

 

1.  ブラシの握り方

 

 

2.  ブラシをあてる角度

 

 

3.  ブラシが届きにくい部位の磨き方

 

 

4.  ブラシを替える時期

 

 

5.  ブラッシングのテクニック(つまようじ法)

 

 

 

それでは、一つずつご紹介していきたいと思います⭐️

 

 

 

1.  ブラシの握り方

 

 

当院に来院される患者様に、はじめにブラッシングの指導をする際、

 

 

「どのような握り方で歯磨きをしていますか?」

 

と、質問すると大抵の場合は次のように持ちかたをしていらっしゃいます。

 

パームグリップ

 

間違った握り方(パームグリップ)

 

 

このパームグリップという握り方だと、歯や歯茎に必要以上の力が加わってしまい、歯や歯茎を傷つけてしまいます。

 

 

歯茎に強い力が加わり続けると、歯茎が痩せてしまい歯根が露出する危険性が高くなります。

 

 

さらに、エナメル質に守られていない歯根を強い力で磨き続けると、くさび状に削れていく可能性があります。

 

 

そうすることで、「冷たいものでしみる」といった知覚過敏の症状が現れる場合があるのです。

 

 

それだけでなく細やかな動きができないため、細かいところのプラークの除去が難しくなってしまいます。

 

 

必要以上な力が加わることで、様々な弊害があることをお分かりいただけたかと思います。

 

 

ブラシの握り方は基本的に『ペングリップ』つまり、鉛筆を持つように持っていただけるとちょうど良い力加減で磨くことが可能です。

 

 

ペングリップ

 

正しい持ち方(ペングリップ)

 

 

 

部位によっては次のような持ち方も有効です。

 

 

 

正しい持ち方 正しい持ち方

 

 

 

はじめのうちは力が入らないので、「磨きにくい」「磨いた気がしない」と感じられる方も多いかと思いますが、

 

慣れてくればしっかりと細かいところまで磨くことが可能になります。

 

 

 

2.  ブラシをあてる角度

 

 

次にブラシの当て方です。

 

歯肉炎、歯周病などがある方は「バス法」という方法を用います。

 

 

IMG_7531.JPG

 

バス法

 

 

バス法とは、歯ブラシの毛先を45度で歯と歯ぐきの間にあてて、この時、毛先を歯肉溝や歯周ポケット内に入れ、他の毛束が歯面に当たるようにすることが大切です。

 

柔らかく小刻みに(2mm幅くらい)で左右に振動させ、1本ずつ丁寧に磨いていきます。

 

 

 

次に一般的な磨き方として「スクラビング法」があります。

 

 

 

スクラビング法

 

スクラビング法は歯ブラシを歯面に垂直にあて、小刻みに振動させて磨きます。

 

バス法と違い、歯頚部の汚れを落とすことには向きませんが、歯面をしっかりと毛先が捉えることができるため、虫歯予防としては効率的な磨き方です。

 

 

 

 

 

3.  ブラシが届きにくい部位の磨き方

 

 

ブラシが届きにくい部分としてあげられるのが、上顎の奥歯の頬側と下顎の奥歯の舌側があります。

 

しっかりと磨いているつもりでも、意外とブラシが届いておらずプラークが停滞したままになっていることが多い部位です。

 

 

 

○上顎奥歯の頬側

 

 

上顎奥歯の頬側

 

 

 

この部位は口を大きく開いたまま磨こうとしてもブラシの先が奥まで入っていかないため、磨いたつもりでそのままになっていることが多い部位です。

 

ブラシをしっかいと奥まで入れるには、口を閉じた状態で当てるとスムーズに毛先を奥歯の歯面に当てることができます。

 

 

 

○下顎奥歯の舌側

 

 

下顎奥歯の舌側.JPG

 

 

 

この部分は舌が邪魔をしてブラシが入りにくく注意して磨く必要があります。

 

毛先がしっかりと歯と歯茎の境目に当たっていることを確認しながら小刻みに動かしてプラークを除去しましょう。

 

 

その他、歯並びが悪くバス法やスクラビング法などでは磨きにくい場所に関しては、その場所場所で工夫をしたブラッシング方法が必要です。

 

 

たて磨き

 

 

場所によってはこのように縦磨きをするなどの工夫をすると効率よくプラークを落とせるようになります。

 

 

それぞれ人にあった磨き方がありますので、ぜひ一度歯科医院でのブラッシング指導を受けられることをおすすめ致します。

 

 

 

 

4.  歯ブラシを替える時期

 

 

歯ブラシを替える目安はだいたい1ヶ月ごとと言われることが多いです。

 

 

しかしながら、歯ブラシの硬さや磨き方によってブラシの劣化には差が出てきます。

 

 

もう一つの目安としては下の写真のように歯ブラシの後ろ側からみて、毛先が見えてきたら替え時と思っていただくと間違いありません。

 

 

毛先が開いてくるとブラッシングの効率が悪くなるばかりではなく、歯茎を傷つける原因となります。

 

 

後ろから見て毛先が見え出したら早めに歯ブラシを交換しましょう。

 

 

歯ブラシの替え時

 

 

 

 

5.  ブラッシングのテクニック(つまようじ法)

 

 

最後にブラッシングのテクニックの一つ、つまようじ法をご紹介致します。

 

 

歯と歯の間に食べカスが詰まっている時、今までご紹介したブラッシングで取り除くことができない時は通常、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)などの補助器具を使い、食べカスを取り除きます。

 

 

基本的には補助器具を使い歯と歯の間のプラークや食べカスを取り除くのが最も推奨されます。

 

 

しかし補助器具がない場合にも歯ブラシのみで、ある程度の汚れを落とす方法として、つまようじ法という方法を用います。

 

 

 

つまようじ法2 つまようじ法1

 

   

 

上の歯は、毛先を下に向け、歯と歯の歯ぐきの境目に当てます。(下の歯を磨くときは逆に毛先を上に向けます)

 

 

そのまま、毛先を歯の先端に向かって滑るように動かします。毛先が歯間に入ったら、元の位置まで戻します。この動きを1カ所約10回繰り返します。

 

 

毛先を歯間に当てる角度は、ほぼ直角が目安。(上の歯はやや下向き、下の歯はやや上向きの感じで)

 

 

 ○つまようじ法の利点

 

  1. 歯茎がマッサージによって丈夫になるため、歯槽膿漏・歯肉炎に最適の方法です。
  2. 歯間の食べかすや歯垢をきれいに落とすことで、口臭が気にならなくなります。同時に、口腔環境を清潔に整えます。
  3. 歯ブラシ1本だけで歯の表面と歯間を磨くことができるため、短時間で効果的なケアができます。

 

 ◯つまようじ法の注意点

 

  1. 毛先を正しく当てないで強く動かすと、歯茎を傷つけてしまったり効果が出ない場合があります。きちんと歯と歯茎の境目に毛先を当てるようにしましょう。
  2. 毛先を無理に歯間に入れようとする必要はありません。正しく動かすと、自然に毛先が数本入ります。特に、若い健康な歯茎を持つ方は毛先が入りにくいので、1~2本の毛を入れるよう心がけて行いましょう。

 

 

先ほども書きました通り、実際にお口の中を見たうえで、専門家である衛生士により的確な指導を受けた上で、毎日のブラッシングを行うことをオススメします。

 

浄水通り こが歯科では訓練された歯科衛生士による口腔内の徹底的なクリーニングと、歯磨きのアドバイスをさせて頂いております。

 

ぜひ一度、浄水通り こが歯科を受診いただけると幸いです🌟

 

 

【医院名】浄水通り こが歯科

【法人名】医療法人 ティースファクトリー

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